この世には2つの世界があった?!ちょっと不思議な、ホームスクーリングの成功事例
こんにちは。
ホームスクーリングのサポートブログ「今日、何しよっか?」のGOです。
さて、今回のテーマは、「この世には2つの世界があった?!ちょっと不思議な、ホームスクーリングの成功事例」ということで、お届けをしてみたいと思います。
今回の成功事例は、ちょっと変なホームスクーリングの成功事例です(笑)
さて、今回のブログでご紹介をさせていただく成功事例は、ちょっと変わったホームスクーリングの成功事例です。
小学2年生で不登校になった、河合亜美ちゃん(仮名・9歳)が、最終的にはホームスクーリングをしながら、行きたい時に学校へも通う、という形で、笑顔を取り戻した成功事例です。
ただし今回の成功事例は、ちょっと信じられないような事例ですので、もし「信じられない!」という方がおられても、大丈夫です。
普通は、信じられません。100人に一人くらいしか、信じられないと思います。
ですので、信じられなかったあなたは普通の人ですので、安心してください(笑)
さて、それではご紹介をしていきたいと思います。
ホームスクーリングをサポートしている、オンラインフリースクール【White school】では、
不登校に悩むお子さんと保護者の方に、3つの成功を手にしていただくためのアドバイスを、提供しています。
それは何かといいますと、
1.お子さんとご家族に、笑顔と明るさを取り戻していただくこと
2.いわゆる学業(文部科学省の義務教育のカリキュラム)の不安を解消すること
3.お子さんが、自分の好きな事や得意な事で、人の役に立つにはどうしたらいいのか?を、自分で考えられるようになり、しっかりと稼げる、自由で豊かな、自分らしい人生を手にするための未来に、目が向けられるようになること
この3つの成功を手にしていただくために、それぞれのご家庭に合わせたアドバイスと、サポートを、行っています。
今回の河合さんの事例は、まずオンラインフリースクール【White school】にご入会いただいた時点で、亜美ちゃん自身も、保護者の方も、うつ病に近い状況となっていました。
亜美ちゃんが不登校になった理由は、特に発達障害やイジメという、ハッキリしたものではなく、「何となく学校が合わない」「勉強が苦痛」といった理由でした。
保護者としても、最初は「そんな理由で休むなんて!」ということで、どうにか亜美ちゃんを、学校へ行かせようと、試行錯誤をしていたとのことです。
しかし、ある日から亜美ちゃんが、顎関節症となり、口が開けられなくなったのです。
理由は、ストレスによる睡眠中の歯ぎしりでした。
歯医者さんでマウスピースを作ってもらうものの、すぐにボロボロになるほどのすごい歯ぎしりで、
上の前歯2本が、斜めにすり減っているという状態でした。
そんな状況を見た保護者は、「さすがに、これはおかしい・・・」と感じ、なるべく学校を休ませるようにしようと、学校側とも相談をされたとの事です。
そうすると、もちろん学校側は「学校への復帰」を提案してきます。
しかし亜美ちゃんは、絶対に行きたくないの一点張り。
保護者としても、「学校へ行かないと、この子の将来がダメになってしまう」「勉強ができない子に未来なんてない」という不安で、夜も眠れない状態との事でしたので、学校への復帰を望んでおられました。
しかし、亜美ちゃんの顎関節症について、歯医者さんから「この年齢で、これほどの歯ぎしりは、めずらしい」という診断を受け、
「私がそんなプレッシャーを、子どもに与えていたなんて・・・」と、親としての自信も失っておられました。
オンラインフリースクール【White school】にご入会いただいたのは、
そんな、親としての自信を失い、どうすれば良いのか分からない・・・というタイミングだったのです。
まず最初のアドバイスは「海へ行ってください」だった?!
まず、河合亜美ちゃんの状況をお聞きした私が、保護者の方に最初に行ったアドバイスは、「海へ行ってみてください」という内容でした。
家で学習させるホームスクーリングは、親子の信頼関係を作っていく事が、一つのポイントになります。
親子の信頼関係を作っていくための方法は、いくつもありますが、
「お子さんが望むことを、ちゃんと聞いてあげる」ということも、その方法の一つです。
河合さんの保護者の方からお話をお聞きして、
亜美ちゃんが、すごく海が好きだという事が分かっていたのですね。
そこで私は、このようにアドバイスしました。
「海へ遊びに行ってみてください。ただし、普通に海に遊びに行くのではありません。
平日の午前中からお昼の時間帯に、海へ遊びに行ってみてください。」
亜美ちゃんの保護者の方は、最初は、目的や意味ががよく分からなかったそうですが、
悩んでいても前に進まないという事で、亜美ちゃんと、平日のお昼間に海へ行ってみたそうです。
そうすると、平日の午前中から、釣りをしている人たちや、バーベキューを楽しんでいる人たちがいたとの事で、亜美ちゃんの保護者の方は、
「こんな時間から、人が結構たくさんいて、驚きました。」
とのことでした。
そのまま、ちょっと違和感を感じながら、亜美ちゃんと砂浜で遊んでいたそうですが、
そうすると、バーベキューを楽しんでいた、とある女性グループの方々から、声をかけられたそうです。
亜美ちゃんは、とても愛想が良いということで、すっかりそのグループから気に入られ、
お昼をごちそうになったそうです。
その際、「お子さん、おいくつなんですか?」といった話になったそうです。
亜美ちゃんの保護者「娘は小学校2年生です。」
女性「そうなんですね。それじゃ、今日は学校は休み?」
亜美ちゃんの保護者「いえ、そうではなくて・・・実はちょっと、不登校気味と言うか・・・」
女性「それで、気晴らしにここへ?」
亜美ちゃんの保護者「はい、そういう感じです。」
女性「そうなのね。それじゃ、また学校が嫌になったら、ここにお子さんを連れてきて、一緒に食事しましょう。私たち、この辺りに住んでいるの。」
亜美ちゃんの保護者「ありがとうございます。ところで、みなさんは一体・・・」
女性「私たち全員、会社を経営している経営者なのよ」
だいたい、こういった会話だったそうですが、実はこれこそが、私が狙っていた目的だったのです。
私が「海へ行ってみてください」とアドバイスした、本当の理由
ホームスクーリングを行うには、まず親子の信頼関係をしっかりと作り直し、
家庭環境を良くしていく事が、第一歩となります。
そのための手段の一つとして、「お子さんのしたい事を、出来るだけ実現してあげる」という方法があります。
海が大好きな亜美ちゃんを連れて、保護者の方が海へ行けば、
親子の信頼関係をしっかりと作り直していく、一つの材料、キッカケになるだろうという事も、
もちろん考えていましたが、本当の目的は、実は別にあります。
それは、「この世には、自分の知らなかった世界がある、という事を体験してもらうため」でした。
平日の午前中や昼間は、普通、社会人は仕事をしており、子どもは学校で勉強をするのが、常識です。
しかし世の中には、そういった平日の昼間に、仲間との時間を楽しむなど、楽しんでいる人たちがいるのです。
私は、そういった世界があることを、知っていたのですね。
なぜなら私も、そういった経営者や起業家と呼ばれる世界にいるからです。
私の場合、朝の4時半に起きて仕事をします。ですので、午前中の内に、ある程度の仕事が終わるのですね。
そうすると、昼からは自由時間ということになります。
そういった「違う世界があること」を知ることで、私は、自分が人と違う生き方をしていることに、自信が持てるようになりました。
同世代の仲間たちが、みんな就職をしていく中、音楽の道を目指してた私は、ずっとフリーターだったのです。
しかし、これではダメだと一念発起して、起業やビジネスの世界に飛び込みました。
そんな、人と少し違う生き方をしている自分に、最初は自信がなかったのです。
ところが、「平日の昼間から、仲間と海辺でバーベキューをしている女性経営者の集まり」など、
違う世界の存在を知ることで、「あ、こういう人と違う人たちも、けっこういるんだな」と、思えるのですね。
その結果、河合亜美ちゃんの保護者の方からは、こんなメールをいただきました。
行動を変えるだけで、未来は変わっていく
その後、亜美ちゃんは本格的にホームスクーリングをスタートさせ、
學校でのカリキュラムに沿って、家で勉強していく形となりました。
その際に亜美ちゃんが「自分もあんな大人になりたい」と、海で出会った女性たちに、憧れるようになり、それ以後、家での様子も変わってきたそうです。
まず、よく笑うようになり、よく話もするようになったそうで、保護者の方も、その変化を日に日に実感していったそうです。
結果、その後にいろいろなご縁が繋がり、河合さんのご家庭は、引っ越すことになりました。
出会いがあった海の近くに、引っ越すことになったのです。
ご夫婦でもしっかりと相談し、少し通勤時間は長くなるけど大丈夫ということで、引っ越しを決められたそうです。
引っ越ししてからは、普通に学校に通えるようになり、
今は、ホームスクーリングをしながら、行きたい時は学校へ行くという生活を送っています。
実はこの世の中には、二つの世界があります。
・不機嫌な人たちの住む世界
・ご機嫌な人たちの住む世界
分かりやすく言うと、このようなイメージです。
そして、不登校に悩み、親としての自信を失っている状態というのは、不機嫌な人たちの住む世界に、身を置いているような状況なのですね。
その状況では、何をやっても不機嫌となり、全てが裏目、裏面に出て、負の連鎖や、悪循環が起こります。
そこから、ご機嫌な人たちの住む世界に移ると、身の回りに起こるいろんなことが、不思議な偶然で繋がって、思いがけない嬉しい事や、楽しいことが起こり始めます。
色んな事が好循環をし始めて、笑顔が戻ってくるのですね。
では、そんなご機嫌な人たちの住む世界に行くには、どうしたらいいのでしょうか?
それは、シンプルに「行動を変える事」です。
普通は、学校を休んでいるのに、海へ行くなんて、誰も考えません。
「みんな学校で頑張って勉強しているんだから、家で勉強しなくちゃ!」と、考えます。
その時、「海にでも行ってみよう」と行動を変えたことで、亜美ちゃんと保護者の方に大きな変化が起こり、
結果的には、学校へも通える状況となりました。
もしあなたのご家庭が今、笑顔を失い、不安や焦り、親としての自信の喪失など、
「不機嫌な人たちの住む世界に、身を置いてしまっているかもしれない・・・」とお感じなられる方は、
思い切って、大胆に行動を変えてみることが、一つの突破口になるかもしれません。
ちょっとやってみようかな…という方は、ご参考いただければと思います。