HSCの子育てで一番大切なのは、実は「子どもを笑顔にする事」ではなかった…?
こんにちは。
ホームスクーリングのサポートブログ「今日、何しよっか?」のGOです。
さて、今回のテーマは、「HSCの子育てで一番大切なのは、実は「子どもを笑顔にする事」ではなかった…?」ということで、お届けをしてみたいと思います。
HSCの子育ては、子どもを笑顔にするだけでは、生ぬるい?!
不登校の原因がHSCかもしれない…とご不安な保護者の方にとって、
「子どもを笑顔にする事」というのは、とても大切な取り組みの一つです。
なぜかと言うと、HSCのお子さんは、何か物事が起こって感情が揺さぶられた時、
その感情の矛先が、最終的には自分の方向へと向くからです。
何かあった時、感情の最終的な到達地点が、「自分が悪いから」なのですね。
そうやってHSCのお子さんは、色んなことを抱え込んで、どんどんと心が重くなっていったり、
心が濁っていったりするのです。
そんなお子さんにとって、心にたまった感情の“膿”を吐き出すための行為の一つが、「笑う」ということなのですね。
ですので、HSCのお子さんはもちろん、基本的に、不登校にお悩みの方の保護者にとって、まず何を優先しなければいけないかと言うと、
「お子さんを笑顔にする事」
なのです。
「子どもを笑顔にする」というと、なんだか綺麗ごとのように聞こえたり、ありきたりのように聞こえるかもしれませんが、
本当は、「心にたまったストレスや膿、ドロドロとした感情を、発散させるため」という、大切な目的があるのです。
ただ、HSCのお子さんを育てておられる保護者の方や、「ウチの子の不登校の原因はHSCかもしれない」という保護者の方にとって、
「お子さんを笑顔にする」
というのは、それだけでは「ちょっと生ぬるいかもしれません…」という部分があるのです。
どうせなら、お子さんを「大笑い」させてみましょう。
ただお子さんを笑わせるだけなら、意外と簡単にできます。
たとえば、学校を休ませて、家で自由に過ごさせるようにすれば、お子さんは自然と、笑顔を取り戻していくでしょう。
好きなゲームをしていたり、マンガを読んだり、好きな事をさせておいて、それに対して何も言わなければ、お子さんは、やがて笑顔を取り戻していきます。
ですが、「不登校の原因がHSCかもしれない…」とご不安な保護者の方にとって、これだけでは、実はちょっと足りないと思うのですね。
つまり、ただ笑顔にするだけではなく、「大笑いさせる」というところまで、挑戦してみていただきたいのです。
これは、実際にお子さんを大笑いさせようとしてみたら、すぐに感じていただけるかと思いますが、意外に、ムズカシイです。
特に、HSCのお子さんは、周囲のことを敏感に感じるチカラを持っていますので、下手にやってしまうと、「自分の機嫌を取るために、いろいろやっているんだな」と、引いた目で見られることも、よくあります。
ですので、お子さんを「大笑いさせよう」という挑戦をするためには、保護者も、そのための知識やスキルを、しっかりと身に付けないといけない、という事になります。
そこで今回は、HSCのお子さんを、大笑いさせるためのテクニックを、3つご紹介させていただきます!
ぜひ、お子さんを大笑いさせられるように、試してみてください。
HSCのお子さんを大笑いさせられるようになると、ほぼ100%に近い確率で、全てが好循環をしていくようになるでしょう。
テクニック1.その年齢、その学年の「笑いどころ」を調べる
まず最初は、お子さんの年齢、学年に合わせた「笑いどころ」を調べていきましょう。
これは、個人差も大きいですし、男女によっても大きく違います。
たとえば5~6歳の男の子であれば「ウ●コ」の一言で、大笑いしたりしますが、女の子は無反応だったりする・・・というのは、多くの方がイメージしやすいかと思います。
そういった、その年齢、その学年で流行っている笑どころや、何に対して反応するのかというのは、自分で考えるよりも、調べてしまう方が早いのです。
調べ方としては、たとえば人気のYoutuberが何をやっているのか?を調べてみるのも、一つの方法です。
基本的に、10歳未満のお子さんというのは、シンプルなことでも大笑いすることが多いです。
ですが、ギャグやダジャレについては、何が面白いのか理解できない子も多く、スベる可能性も大きいです。
ですが、10歳以上になってくると、漫才やコントを理解するような子も出てきますので、「どんな芸人さんが好きか?」というのも、調べる方法の一つです。
テクニック2.子どもと同じゲームをやってみる
Nintendo Switchといったテレビゲームや、PSP、Nintendo DSといったゲームでも良いですし、スマホのゲームでも構いません。
お子さんがハマっているゲームについて、保護者の方が一緒に遊んでみるのも、一つの良い方法です。
なぜなら、お子さんのゲームを保護者がプレイすると、大体、ヘタッピ(失礼!)なケースが多く、それを見て、お子さんが大笑いする、という事が起こるからです。
この「大笑い」には、実は重要な意味があります。
保護者としては「バカにされた!」と感じてしまうかもしれませんが、お子さんからすれば「自分が好きなゲームを、親がやってくれて、それを見て大笑いできた」というのは、
一種の、大きな共感となるのです。
そして、HSCのお子さんは、「とても共感性が高い」という特徴があります。
親が、自分の大好きなゲームをやってくれて、それで大笑いできた!というのは、心のモヤモヤや、ドロドロした膿を、一気に吐き出させてあげる事に、繋がるのです。
それによって、学校へ行きたくない本当の理由を、自分から話してくれるようになるお子さんも、決して少なくありません。
テクニック3.子どもが笑う瞬間を、リストアップする習慣を身に付ける
普段通りに生活をしていて、お子さんが不意に、クスリと笑う瞬間というのが、あると思います。
保護者としては、何に対して笑ったのか、よく理由が分からない事もあったりするのですが、
そういった、「この瞬間、このタイミングに笑った」というのを、メモしておく習慣を身に付けましょう。
それが、お子さんだけが持つ「笑いのツボ」なのです。
「この瞬間、このタイミングに笑った!」というメモを、積み重ねていくと、保護者の方であればほぼ確実に、
「な~るほど・・・この子は、こういうので笑うのね!!」という、お子さんだけが持つ「ツボ」が、ほぼ確実に見えてきます。
最初の内は、共通点が無かったり、何で笑ったのか分からなかったりすると思いますが、
「どの瞬間に笑うのか?」を、つぶさに観察し、メモし続けていれば、
ある時、そのメモをザっと振り返って読み返した瞬間に、「コレか・・・!」というのが、見える瞬間が来ます。
そうなれば、しめたもの。
そのツボに沿って、お子さんを大笑いさせてみてください。
最初は失敗するかもしれません。データと実践の間には、微調整が必要になるケースが多いからです。
ですが成功したとき、思いもしなかった“現実”が、目の前に現れるでしょう。
今回のブログ記事のまとめ
さて今回は、「お子さんを大笑いさせよう」というテーマで、ブログを書いてみました。
特に、HSCのお子さんは、周囲で起こったことを、最終的に「自分のせいだ」と考えてしまう傾向があります。
そんなお子さんにとって、「大笑いさせる」というのは、心にたまったドロドロのコップの水を、吐き出させてあげる事に繋がるのですね。
もちろん、まずは笑顔にする事が大切なのですが、できれば、そこから先・・・
「大笑いさせてみる」ということに挑戦をしてみていただければと、思っています。
もし「試してみたいな!」と思う保護者の方がおられましたら、今回の3つのポイント。
1.その学年、年齢での笑いどころの基本を調べる
2.同じゲームを一緒にやってみる
3.笑いのツボをメモする習慣を身に付ける
この3つを、ぜひご参考にしていただければと思います。